公立の小学校として、全国初の「国際学級」が、外国人住民の多い、東京港区麻布の東町小学校で、来年4月開設する。
その受付がこのほど東町小で開始され、全国から注目されている。
英語の授業を受け持つ日本人専門講師3人も既に着任しており、英語教材作りを行なっているそうだ。
授業は、日本人、外国人双方の児童で構成され、日本語が苦手な外国人児童は、一部科目を英語で受けられるシステムになっている。
東町小は、現在児童数69人の小規模校で、1学年1クラス。4月から国際学級となり担任と専門講師による学級運営となる。
区内在住であれば、学区を問わず各学年10人程度受け入れるとしている。
区の調査では、在住外国人の約7割が英語を話すという結果が出ており、対象言語を英語としたという。
授業は、体育、音楽、図画工作、家庭は日本人、外国人が一緒に日本語、英語で学ぶが、国語、算数、理科、社会の主要4科目は、日本語が苦手な外国人は別室で、英訳した日本の教科書を使って、日本人児童と同じ内容の事業を、専門講師が教える。
現在港区の外国人登録者は2万1800人で、東京23区で4番目に多い。
国も米、韓、中、北朝鮮、英、仏、フランス、インドなど112ヶ国と多彩。
こうした地域特性にあわした、一つの教育形態として、今後の成り行きが注目されそうだ。