理学系
理学は工学などの分野において基礎であると同時に、それ自身が多くの研究対象をもつ分野。近代の自然科学は、自然の仕組みを解析し、理論的モデルを用いて表現、体系化することによって発展してきました。理学系にはそのような学問として「数学」「物理学」「化学」「数理情報学」があり、理学系には4つのコースが含まれます。問題の本質を捉えて解決できる人材の育成をめざしています。
生命理工学系
環境問題や医療・福祉問題は21世紀の大きなテーマです。安全で快適な生活を維持するには、生命のもつ高度な機能の本質を理解した上で、生命の機能を学びこれを利用しながら、真に人類のためとなる理学・工学を融合したアプローチが求められています。生命理工学系では、理学や工学といった従来の枠組みを超えて新たな教育研究分野を構築。これからの人間社会の変化に対応できる柔軟な応用力を身につけた人材を育成することを目標としています。
情報システムデザイン学系
情報システムデザイン学系は、情報、ネットワーク、コンピュータに関わる知識・技術を基盤として、人間、社会システムから文化、芸術、アミューズメントにいたるまで、幅広い分野の研究を行います。また、少人数の双方向科目、総合科目を多く配置。複雑化、高度化する社会環境と、情報システムや情報ネットワークとの関わりを考察できる能力、そして次代を担うにふさわしい表現能力を身につけることを重視した実践的教育を行っています。
電子・機械工学系
欧米では、「工学とは人類に対する奉仕」と理解されています。無医村で活躍する医療用ロボット、高齢者をサポートする福祉用ロボットなども、奉仕の気持ちがあるからこそ生まれたものといえるでしょう。つまり工学技術者には、専門知識だけでなく、人間性も兼ね備えていることが求められるのです。電子・機械工学系は、自動車、ロボット、電子機器、医療機器、福祉機器などのものづくりを通して、高度な技術や知識とともに豊かな人間性を有した、21世紀の社会に貢献できる技術者の養成を目標としています。
建築・都市環境学系
まちは住宅・駅・橋・道路・川・公園・樹木など、さまざまな要素でできています。それゆえにまちについて考えるときは、土木・環境・建築の総合的な知識が必要です。ところが現在の大学教育は、土木工学科や建築学科といった具合に専門分野が分かれており、まちのことを総合的に考えることが難しくなっています。本学の建築・都市環境学系は、これらの分野を総合的に学ぶことのできる教育内容を特長としています。