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ビジネスマナーの必要性

はじまして。キャリア・コンサルタントの長尾です。

私は企業研修の講師を約15年しています。ここ数年は大学で非常勤講師としてキャリア形成の授業を担当したり、キャリア・アドバイザーとしてエントリーシートの添削や模擬面接の指導、また学生のみなさんのいろいろな相談を受けています。

このコーナーでは、社会人に求められる"ビジネスマナー"について解説します。
また、就活にも役立つ情報もお伝えできればと思っていますので、参考にしてください。

では、第1回は"ビジネスマナーの必要性"についてです。

たとえば、みなさんが買い物をするとき、店員の応対が良いとなんだか得をしたような気分になり、またこの店に来ようと思うでしょう。

また、反対にどんなに品揃いがよい店であっても店員の対応が悪ければ、次からは他のお店に行くのではないでしょうか。

このように、お店や会社を評価する場合、お客様はそのお店や会社のすべてから判断するのではなく、そのお客様が接したわずかな店員や社員を通して判断します。

しかも「○○店(○○会社)の△△さんは感じが良い」とはいわないで「○○店(○○会社)は感じが良い」とお店や会社全体を指して表現します。つまり、お店や会社のイメージを上げるも下げるも、引いては売り上げを伸ばすも下げるも、応対に出た店員や社員次第ということになります。

つまり、店員や社員のお客様や来訪者に対する態度はお店や会社の信用に深く関係するのです。店員や社員自身の良い印象がお店全体・会社全体の良い印象につながり、ちょっとした心づかいが"会社のファン"を作る大きな力となります。
社会では専門知識やスキルだけでなく、ビジネスマナーをしっかりと身に付け気配り・心配りができる人が求められているのです。 

そして、お客様に接する第一歩は"あいさつ"です。
「ビジネスはあいさつに始まり、あいさつに終わる」といわれるように、"あいさつ"はビジネスマナーの原点であり、出発点です。

しかし、あいさつはビジネスの世界だけではありません。
学校でも「おはようございます」に始まり、「さようなら」で終わります。もちろん、家庭でも「おはよう」から始まり「おやすみなさい」で終わるのではないでしょうか。

人が社会で生きていく上でなくてはならないものの一つが"あいさつ"です。

次回は、「なぜあいさつが必要不可欠なのか」について考えてみましょう。お楽しみに。。。

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