コミュニケーションの始まりは「あいさつ」です。あいさつはとても簡単なことですが、実は大変重要なことなのです。なぜなら良い人間関係や信頼関係は心をこめてあいさつすることから始まるからです。
あいさつもなく良好な会話がスタートすることはありません。ビジネスも同じで「あいさつで始まり、あいさつで終わる」と言われています。
もちろんビジネスだけではありません。学校生活でも「おはようございます」で始まり、「さようなら」で終わりますね。また毎日の生活も「おはよう」で始まり「おやすみ」で終わりますよね。
学校ではあいさつしなくても別段、支障はないかもしれませんが、社会に出ると「あいさつできない(あいさつしない)=モラルやマナーのない人」から「信頼できない」「仕事ができない」という評価につながりますので、もしあいさつがちゃんとできないという人は今からあいさつする習慣をしっかり身につけておきましょう。
また、返事も同じです。学校では名前を呼ばれて返事しなくてもすみますが、社会に出て返事しなければ、「そこにいない」と判断されます。
ボールを投げる人とそれを受け止め投げ返す人がいるからキャッチボールが続くように名前を呼び人に対してそれを受け止め返事を返すことで仕事や人間関係が円滑になるのです。
そして、あいさつや返事と同時に身につけておきたいのがお辞儀です。実はあいさつとお辞儀はセットなのです。
お辞儀とは相手に対する「尊敬」と「感謝」の気持ちを態度で表わすもので、下記の要領で行います。
(1)背筋と腰を伸ばして姿勢よく立つ
(2)手は、男性は横に、女性は前で軽く重ねる
(3)左右の膝とかかとをきちんとつける
(4)相手の目を見る
(5)あいさつする(例えば「おはようございます」)
(6)頭・首、背筋が一直線になるように腰を引く
(7)上体を起こしたら、もう一度相手を見る