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エデュウェブ トピックス

【Vol.5】高校スポーツ教育のあり方を問う

セネガル人留学生、ディアン選手の年齢詐称問題は、高校スポーツ界全体に大きな波紋を投げかけた。
高体連が、福岡第一高校バスケット部の、04年高校総体優勝を取り消した。

現在こうした規則違反に対する、罰則は決められてなく高体連は、これをを"指導"としているのも問題だ。
今回遅まきながら公表に踏み切ったのは、国会で、この問題を取上げた結果といえよう。

最近の高校スポーツ界は、バスケットだけでなく陸上、卓球、野球、ラグビーなど、外国人留学生が目立っている。文科省も留学生受け入れを推奨するなど、国際化を進めてきたのは確か。

受け入れる学校側が、「勝利至上主義」に走る以上は、こうした問題は避けて通れないことを知るべきだ。起こるべくして起こった、との見方が支配的である。

省子化に悩む学校は、ずば抜けた身体能力を持つ、留学生を受け入れることで、全国大会での知名度アップに繋がり、生徒が集まるメリットが期待できる。

今現在日本への留学生は、200人以上、一時期は400人近くもいたという。

これからもっと悪質な、金銭が絡んだ問題へと発展することを、心配する向きもある。
それは入学させるために、暗躍するブローカーの存在である。
これを野放しにせず、抜本的な対策を今とらないと、さらに大きな問題を生み出そう。

高体連は今年度から、国人登録証明書の写しを提出するよう義務付けているが、それだけで入学前にチェックできるか疑問が残る。

今後、この種の問題は、徹底したチェツク機能を強め相手国と綿密な情報交換が必要不可欠になろう。

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